Visa On Arrival

12月にビシャカパトナム(インド東海岸)に行きました。急に出張が決待ったので出発前にビザを取得する十分な時間がなかったので、ビザなしてデリーに行きました。
デリー空港に到着して、Visa on Arrivalを取りました。以下はその顛末です。

先ず何処で手続きをするのが分からないのでイミグレーションで聴いたのですが、イミグレーションに向かって降りる階段の裏側にありました。大変分かりづらい場所です。
そこには待合用の椅子が50人分ぐらいあったのですが誰も座っていなくて、役人が1人暇そうにしていました。彼に手続きを申し出ると一枚の用紙をくれました。
どう書いてよいのか分からないところがあったので質問すると、先ず分かるところだけ書けという答えが返ってきた。
日本の住所その他一般的事項と宿泊するホテルの住所、電話番号を記入し、目的の欄に「友人に会う」と記入したのだが、その友人の名前と電話番号を書けという。偶々持っていた知り合いの名前とで電話番棒を記入しました(その人に会う予定はなかったのですが)。又、帰国便の予約の証拠を出せといわれたので、チケット予約のコピーを見せましたが、そこでその役人が突然待合の椅子を指差し「お前はここで待っていろ」と言い出しました。全く意味不明である。
質問すると勤務の交代時間が来たので自分は家に帰る、15分後に交代者が来るという。そんな馬鹿な、と思ったがここはインドである。仕方なく待つこと約10分、典型的インド系の顔をした役人とオリエンタル系の顔の役人の2名が現れた。申請用紙とチケット予約のコピーを提示するとオリエンタル系の役人がこれを見ながら、「デリーから出ることはないのか」ときくので、「デリーだけだ」と答えました。ほかのところに行くといえば又、あれやこれやと質問してくるに違いない。幸い飛行便の予約のコピーが国内線(ビシャカパトナム往復)と国際線が別々なので助かった。
すると彼は申請用紙をインド系の役人に渡しながら、「日本人か?」と質問してきた。「そうだ」と答えると、「私は日本を尊敬している、いつか行ってみたいと思っている」と言い出した。しめた、これは実にいい流れだ。
インド系の役人がビザ代金の60ドルそれに写真を一枚とパスポートを要求してきた。60ドルだがルピーでしか払えなく、両替チャージがあるので実際はそれ以上だというので65ドル渡すと、若い兄ちゃんを呼んでそれを渡した。その兄ちゃんが両替をしてルピー札を持ってきてくれたが、結局60ドルと両替チャージ3ドルを取られて、2ドル分100ルピーが手元に残った。
オリエンタル系の役人と日本について話している間に、ビザが出来上がった。

インド系役人が、パスポートを渡しながら「通関手続きは既に済んでいるのでイミグレーションをパスしてよい」といわれたので、本当かいなと思いつつパスポートをかざしながらイミグレーションに行くと本当に通ることが出来た。

このビザはパスポートのページの片隅にチョコンと押されているため、ホテルではチェックインの時見つけづらいのでこちらが何処にあるか教えてあげる必要がある。又出国手続きの時もそうであった。(従来のビザはパスポートの1ページを占有する大きさですぐに見つかる)

取得にも時間・金がかるし、その他ホテルのチェックイン時などでも煩わしいのでこのビザ取得はお薦めしません。