ある八百屋さんの閉店

2012年3月31日をもってある八百屋さんが閉店となった。我が家から歩いて2分位の場所にある「八百勝」という店です。

私は10年前に上尾から現在のさいたま新都心に引っ越して来たのですが、その40年以上前からあった店らしいです。4年前定年になってから私も買い物をすることが多くなりなじみの店でした。

3月30日に胡瓜と漬物を買って勘定をする時「長い間お世話になりました。」とおばちゃんが言うのでおかしいなと思って店を出て壁を見たら、「3月31日で閉店になります」と書いた紙が貼ってあった。えっ?寝耳に水である。

近年我が家の近くにマンションがドンドン増え、2年位前八百勝の正に隣にもマンションが建ちました。(写真下)八百勝の歩いて3分圏内だけでも10階以上のマンションが6棟ある。
お客さんが増えてウハウハではないかと思ったのだが、実際はその逆で消費者増のせいで大手資本が進出して来て競争が激化したのです。
50年前はこの辺はド田舎で競争はほとんどなかったでしょう。



数年前に1km圏内に「ジャスコ」が出来、1年位前にあろう事か八百勝の隣の隣にフード・ディスカウントショップ「ビッグA]が出来た。ビッグAは野菜だけでなくほかの食品やお酒などを売っているし24時間オープンなので八百勝よりも便利が良い。多分このことが閉店の引き金となったのであろう。
これが資本主義である。
なんとなく寂しい思いをしながらこの文を書いています。