インドの酒事情 その5

グジャラート州(ガンディさんの出身地)、カジノ付き総合娯楽施設を計画

 禁酒政策をとるインドのグジャラート州が、「インダスオアシス(仮称)」というカジノを含む巨大娯楽施設を砂漠の中に作ることになりそうだ。予算は48億ルピー。タイムズ・オブ・インディア紙(世界最大の発行部数を誇る英字新聞)が7月1日付で伝えている。

 グジャラート州インフラ開発委員会の作成した「2020年のグジャラート州インフラ計画」によると、娯楽施設の予定地はインダス遺跡で有名なドラビラ近くのカディル。ラスベガスをモデルにしたカジノ、18ホールのゴルフ場、高級ホテルなどを設ける予定だ。ホテル周辺には、ディスコ、スパ、劇場、図書館、メディカル・ツーリズムを意識した病院なども整備され、法で許される範囲でバーも設置するという。
 また、海岸沿いのカンドラ、ガンディダム、ムンドラには企業が多いことから、企業向けに商談や展示会の開ける施設も作る。砂漠を利用して、ジープによる砂漠ツアーやラクダ乗り、ラクダ・レースやモトクロスなども体験できるようにする。

カジノには酒と女がつきものなのだが、ガンディさんは天国でどう思うだろうか?